患者中心性の評価方法の比較 2000
Patient Educ Couns. 2000 Jan;39(1):71-80.
Measuring patient-centredness: a comparison of three observation-based instruments.
Mead N, Bower P.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11013549
3つの異なる患者中心性の評価指標(観察による)の信頼性と妥当性を評価する
プライマリ・ケアの質を評価するためには、妥当で信頼性のある評価方法が必要
プライマリ・ケアの要素は医学的なケアの質だけではない
質の高い患者ケアには患者中心性が重要視されるようになってきているが
患者中心性が患者アウトカムを改善するというエビデンスは乏しい
患者中心性が様々な定義、様々な評価方法で検討されていることも問題点
態度、知識、診療行動
一つ、評価基準の妥当性を検討している論文がある
Winefield らは患者中心な診療を以下のように定義
1)患者の意見や期待に受容的
2)治療についての意思決定に患者を参画させる
3)患者との感情的な関係性に注意を払う
2つの異なる患者中心製の測定方法では相関が低かった
心理社会的や複雑な診療ではどちらも患者中心性は高かったが、患者の年齢や医師との親密性、診療時間や患者・医師の満足度は一貫性がなかった。
これらから、患者中心性を評価するにあたって違う評価を使うと比較が難しい可能性がある。この研究では、観察をもとにした患者中心性の評価方法の信頼性、妥当性について評価し、他の一般的な研究で使われる診療変数との関連を比較し、研究や質評価に実際に利用可能なのかを議論する。
サンプル 72件の録画された診療 成人:24人のボランティアGP:13のUKの診療所
評価に不十分なサンプルを除き、55件が分析対象となった
患者に説明し、拒否率は10〜15%であった 拒否理由は若い年齢、大きい感情の動き、生殖器関連の問題と思われた
測定方法
1) The rating scale
Euro-communication study で用いられた指標 ビデオを1回だけ見て、医師の患者中心的な行動0−5の6段階で5項目を評価、合計点を出す
・問題の定義に患者が参画している
・マネジメントの決断に患者が参画している
・患者の隠された問題や未解決の問題に気づくきっかけを拾っている
・患者の両価性やセルフエフィカシーの問題を探索している
・医師の全体的な「責任感」
2) The Roter-based method
Roter Interaction analysis system (RIAS)
医師と患者の「発話」をそれぞれにコード化、その発話の頻度をカテゴリに分類
今回は7つの感情的な項目と9つの機械的な項目に分けた
patient-center と評価したもの
・GPと患者の心理社会的または生活習慣関連問題に対する質問・情報提供
・患者からの医学的質問
・GPの言語的な患者への関心
・GPの「明確にさせる」行動
3) The Henbest and Stewart method
患者のオファーに対して医師がどのように反応するかを計測した指標
オファーとは 症状の説明、考え、感情、期待の説明。
観察者により患者のオファーは記録され、医師の反応は0−3の4段階で評価
結果
評価者間の信頼性は高いものもあったが、3つの方法の間での相関は低かった
評価者のトレーニングによって結果が大きく左右されるため、かなり手間のかかる評価方法
Measuring patient-centredness: a comparison of three observation-based instruments.
Mead N, Bower P.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11013549
3つの異なる患者中心性の評価指標(観察による)の信頼性と妥当性を評価する
プライマリ・ケアの質を評価するためには、妥当で信頼性のある評価方法が必要
プライマリ・ケアの要素は医学的なケアの質だけではない
質の高い患者ケアには患者中心性が重要視されるようになってきているが
患者中心性が患者アウトカムを改善するというエビデンスは乏しい
患者中心性が様々な定義、様々な評価方法で検討されていることも問題点
態度、知識、診療行動
一つ、評価基準の妥当性を検討している論文がある
Winefield らは患者中心な診療を以下のように定義
1)患者の意見や期待に受容的
2)治療についての意思決定に患者を参画させる
3)患者との感情的な関係性に注意を払う
2つの異なる患者中心製の測定方法では相関が低かった
心理社会的や複雑な診療ではどちらも患者中心性は高かったが、患者の年齢や医師との親密性、診療時間や患者・医師の満足度は一貫性がなかった。
これらから、患者中心性を評価するにあたって違う評価を使うと比較が難しい可能性がある。この研究では、観察をもとにした患者中心性の評価方法の信頼性、妥当性について評価し、他の一般的な研究で使われる診療変数との関連を比較し、研究や質評価に実際に利用可能なのかを議論する。
サンプル 72件の録画された診療 成人:24人のボランティアGP:13のUKの診療所
評価に不十分なサンプルを除き、55件が分析対象となった
患者に説明し、拒否率は10〜15%であった 拒否理由は若い年齢、大きい感情の動き、生殖器関連の問題と思われた
測定方法
1) The rating scale
Euro-communication study で用いられた指標 ビデオを1回だけ見て、医師の患者中心的な行動0−5の6段階で5項目を評価、合計点を出す
・問題の定義に患者が参画している
・マネジメントの決断に患者が参画している
・患者の隠された問題や未解決の問題に気づくきっかけを拾っている
・患者の両価性やセルフエフィカシーの問題を探索している
・医師の全体的な「責任感」
2) The Roter-based method
Roter Interaction analysis system (RIAS)
医師と患者の「発話」をそれぞれにコード化、その発話の頻度をカテゴリに分類
今回は7つの感情的な項目と9つの機械的な項目に分けた
patient-center と評価したもの
・GPと患者の心理社会的または生活習慣関連問題に対する質問・情報提供
・患者からの医学的質問
・GPの言語的な患者への関心
・GPの「明確にさせる」行動
3) The Henbest and Stewart method
患者のオファーに対して医師がどのように反応するかを計測した指標
オファーとは 症状の説明、考え、感情、期待の説明。
観察者により患者のオファーは記録され、医師の反応は0−3の4段階で評価
結果
評価者間の信頼性は高いものもあったが、3つの方法の間での相関は低かった
評価者のトレーニングによって結果が大きく左右されるため、かなり手間のかかる評価方法
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